
TRIASが提供するLINE見守りサービス「ここわタッチ」が、兵庫県西宮市が実施する「西宮市協力事業者による高齢者見守り事業」の協力事業者として登録された。
気づいた後の相談先を家族へ周知
同事業は、民間事業者が日頃の業務のなかで高齢者の異変に気づいた際、地域を担当する「西宮市高齢者あんしん窓口(地域包括支援センター) 」へ連絡し、支援を必要とする人の早期発見につなげる取り組み。
TRIASは、見守りの目を増やし、本人を中心とした見守りネットワークを構築するという同事業の目的に賛同して協力事業者となった。離れて暮らす家族との連携を通じた協力の形を検討していく方針だ。
最終的な目的は「見守りの目を増やすこと」
離れて暮らす親の見守りには、「変化に気づくこと」と同じくらい、「気づいた後にどう動くか」が難しい課題として挙げられる。日々の暮らしぶりが見えないなかで、どこに相談すればよいのか、何を準備しておけばよいのかがわからないまま時間が過ぎてしまう、というケースは少なくない。
そうした際の相談先として、全国の市区町村には地域包括支援センターが設置されている。高齢者とその家族が地域で相談できる公的な窓口であり、西宮市では「高齢者あんしん窓口」の名称で市内15か所に設置。介護保険や福祉サービス、認知症についての相談に、高齢者本人だけでなく家族からも応じている。
一方で、離れて暮らす家族にとっては、その存在自体が知られていないことも多いのが実情だという。
そうした異変を察知する取り組みとして、西宮市では「西宮市協力事業者による高齢者見守り事業」を実施。事業者が日頃の業務のなかで高齢者の異変に気づいた際、その人の居住エリアを担当する高齢者あんしん窓口へ連絡することを基本としている。新聞配達や宅配、金融機関、薬局など、高齢者と対面する機会のある事業者が想定されている枠組みだ。
今回、協力事業者として登録した「ここわタッチ」は、日々の体調確認の結果を、離れて暮らす家族に届けるサービス。この特徴を踏まえ、西宮市からは、心配な様子が見られる高齢者について、その情報とあわせて地区を担当する高齢者あんしん窓口の連絡先を家族へ情報提供する。これにより、家族から窓口へ相談が入り、地域での見守りにつながっていく、という協力の形が提案された。
なお、安否の最終的な確認と、緊急時の119番・110番への通報は、家族が担うことが前提だ。高齢者あんしん窓口は、家族に代わって日々の安否確認を行う窓口ではなく、その後の介護・生活面の相談や、地域での見守りにつなげるための窓口となる。
西宮市地域共生推進課は、同事業について「本人を中心とした見守りネットワークの構築し、見守りの目を増やすことを最終的な目的としている」と説明する。TRIASはその趣旨に賛同し、継続的に協力していく。
「ここわタッチ」について
「ここわタッチ」は、離れて暮らす親のLINEに毎日決まった時刻に体調確認メッセージが届き、4つの選択肢からワンタッチで回答する見守りシステム。専用アプリのインストールや機器の設置は不要で、普段使っているLINEのみで完結する。
回答がない場合は自動でリマインドが届き、48時間応答がない状況が続いた際には家族全員のLINEへ緊急アラートが送信される仕組みを備える。体調はカレンダーや週次レポートで振り返ることが可能だ。また、兄弟姉妹など最大3人まで見守りを共有できる仕様となっている。利用料金は月額550円(初月無料)に設定されており、契約期間の縛りなく利用を開始できる。
LINEで使える見守り機能を自治体が支援
同サービスは、埼玉県志木市が令和8年4月に開始した「高齢者見守りサービス支援事業」において、助成の対象サービスとして登録されている。対象サービスの初期費用と月額利用料について、年度あたり上限1万5千円を助成するものだ。
また、TRIASがセンサー型の見守りサービスとして提供する「見守りサポートここわ」は、横浜市の「高齢者見守り・安否確認機器補助事業」をはじめ、練馬区や立川市など複数の自治体の補助・助成制度において対象機器として登録されている。TRIASは、今後も行政の見守り施策と家族による見守りをつなぐ事業者として、各地の自治体との連携を進めていく方針だ。
自治体との連携により、地域全体での見守り体制づくりに貢献する「ここわタッチ」を導入してみてはいかがだろうか。
LINE見守りサービス「ここわタッチ」公式HP:https://cocowa.tri-as.co.jp/touch
(suzuki)